D&D5eファイターサブクラス攻略/バトルマスター

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バトルマスターはPHB掲載のファイターサブクラスの一つであり、武器攻撃アクションやその他戦闘行動をトリガーとして、何らかの特殊効果を対象に与えることができるクラスです。

他のファイタークラスにはないダメージ軽減能力や一時的HP付与能力も備えており、攻撃だけでなく実用的な防御能力も備えています。具体的にどのようなことができるのか見て行きましょう!

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卓越の戦士

これがバトルマスターのメイン能力であり、バトルマスターを選ぶ理由です。とても素晴らしい能力が備わっており、状況に応じて適切なアタッカー/ディフェンダーとして振舞うことを可能にしています。

バトルマスターは3個の戦技を覚えるところから始まり、7レベル、10レベル、15レベルでそれぞれさらに2個ずつ、合計9個の戦技を覚え、また古い戦技を置き換えることもできます。(マジックアイテムを手に入れたときや、パーティバランスを再考してよりよいシナジーを求めることができます!)

戦技を使用するためには、戦技ダイスと呼ばれるリソースを使用します。この戦技ダイスを、バトルマスターは4d8持っているところから始まり、小休憩で全ての使用済み戦技ダイスを取り戻します。

レベル7と15で、さらに戦技ダイスを追加で1個ずつ獲得し、ダイスの数は最終的に6個になります。

また、一部の戦技はセーヴを要求します。そのような場合のセーヴ難易度は、通常の8+習熟度に加えて、【筋力】修正値もしくは【敏捷力】修正値のいずれかを使用します。

戦技は以下の通りです。PHBに記載されている範疇でレビューしていきたいと思います!

戦技一覧

捕らえがたき足さばき:少し微妙です。理論的にはアクションで離脱を宣言せずとも敵対的クリーチャーの間合いから離れることができる能力ですが、機会攻撃を行えなくなるわけではありません。こちらのACに足されるものはダイス目次第なので、AC1しか上がらないこともありえます。宣言しなければならないタイミングもよくありません。甘んじて機会攻撃を普通に受けるか、どうしても離脱が必要なときは素直にアクションを使用する、怒涛のアクションを使用するなどした方が無難でしょう。

挑発攻撃:これはバトルマスターをディフェンダーとして扱うための能力ですが、多くの挑発効果はセーヴィングスローを要求する呪文に対しては全く効果がありません。そして、決まったときの効果は威嚇攻撃の方が上です。全ての攻撃ロールへの不利、能力値判定への不利、移動の制限。もちろん、恐怖状態は完全耐性を持つクリーチャーも多いですから、ディフェンダーとして振舞いたいバトルマスターが、威嚇攻撃のバックアップとして持つには良いでしょう。

攻撃指令:悪い選択肢ではありません。自分の攻撃1回と仲間の攻撃1回のバーターになりますが、例えば仲間のローグが急所攻撃の発動条件を満たしている場合、これはターン1回発動できる能力であるため、ローグのターンとあなたのターンで1ラウンド2回発動できることを意味します。これらのクラスはあなたの攻撃よりも強力な攻撃を見舞うことができる可能性を秘めています。

なぎ払い攻撃:限定的な状況でのみ役に立ちます。待望の範囲攻撃…と言いたいところですが、二体目へ与えるダメージは極めて少量に留まります。他の多くの戦技が、ダメージ追加と同時に他の特殊効果を得ていることを考えると、これをメインで使っていくべきではありません。役に立つ状況というのは、敵の残りヒットポイントが後1点2点の状況で打ち漏らし、かつその敵の周囲に別の敵がいる場合です。これならばなぎ払い攻撃で打ち漏らした敵を掃討しつつ、効率よく別の目標にダメージを与えることができます。

武器落とし攻撃:DM次第ですが、爪とか牙ではなく武器による攻撃をしてくる人型生物に対して恐らく素晴らしい効果を発揮します。うまくいけば敵を無力化することもできるでしょう。この能力を使いたいときは、シールドは弾き飛ばせるのか、落としたアイテムを即座に拾いたい/蹴り飛ばしたいときはどういう手順を踏めばいいのかをDMに確認しましょう。まぁ、敵が無限に予備の武器を持っていたりすると意味はないのですが…魔法の武器を使ってくる敵には非常に効果的なはずです。

攪乱攻撃攻撃アクションしつつ援護アクションを行うことができるようになる能力です。非常に効率的といえるでしょう。あなた以外に重武器で攻撃したり、急所攻撃ができるメンバーがいる場合、攻撃の効率が格段に向上します。早期取得を検討してもよいでしょう。

足払い:攻撃しつつ相手を突き飛ばし転倒させます。転倒状態は近接攻撃をする味方が多いほど恩恵を受けられます。しかし、セーヴが必要でまた遠隔攻撃の味方には妨げになります。この能力の利用を検討するのは、レベル5以降で味方全体の攻撃回数が増えてきたころで良いでしょう。自分だけの攻撃に有利を得たいなら、フェイント攻撃で充分です。

受け流し:戦技ダイスの防御的な利用ですが、大きな利点があります。リアクションで使え、そのダメージ軽減量は1レベルの回復呪文に相当します。積極的に取得を検討しても良いですが、注意しなければいけないのはダメージが0になってもそれはヒットとしてカウントされることです。攻撃に付与する何らかの特殊効果までは回避できません。

フェイント攻撃:これはボーナスアクションで自分の次の攻撃に有利を与えます。もともとファイターは二刀流をしない限りボーナスアクションが余りがちですので、使いやすい戦技の一つでしょう。クリティカルヒットの発生率も高まり、その場合は、戦技ダイスのダメージも倍になります。自分がダメージを積極的に与えたいビルドであれば採用する価値があるでしょう。優秀な効果です。

押しやり攻撃:これはあなたの攻撃に加え、ノックバック効果を生み出します。ノックバック効果は、地形ギミック次第で優位に立てるため、状況によりますが悪くありません。ノックバック自体は、攻撃アクションの代替として行う突き飛ばしとしても行えるため、差異を見る必要があります。対抗に使う判定が違うなどはありますが、押しやり攻撃は15ftと、通常の突き飛ばしに比べ三倍ノックバックできるのが非常に大きいでしょう。崖の下、水辺付近、味方の生み出した魔法効果の範囲内など、時に致命的な効果をノックバックによって生み出せることも少なくありません。

必中攻撃:この効果は出目を見てから後で攻撃ロールを加算し、敵のACが1足りないときなどにミスをヒットに変えることができます。悪くありません。が、この効果を使用するのであれば、まずはフェイント攻撃の利用を検討してみてください。フェイント攻撃は有利を付け、さらにダメージにもボーナスが付きます。こちらを好んで使う理由としては、ボーナスアクションの使い道が他にある、命中とダメージの両立ではなく、命中のみを重視している(ヒットに付随する特殊効果がある)などでしょう。

位置取り攻撃:味方のリアクションを消費し、移動させることができます。隣接されてしまった後衛をこの能力で安全に動かすなどが考えられますが、敵の範囲攻撃が予想可能な場合(例えばドラゴンのブレスなど)、それをトリガーとした待機アクションと組み合わせたときに味方を巻き込まれない位置に避難させるなど、さらなるシナジーを生み出せるかもしれません。そうでない場合、押しやり攻撃や転倒攻撃で対応できないか、まず考えましょう。

威嚇攻撃:恐怖状態は素晴らしいデバフ効果の一つです。完全耐性を持つ一部の敵以外に対し、セーヴィングスロー以外の全てのダイスロールに不利を与え、移動に制限を与えます。セーヴを落とす必要はありますが、ダメージ能力とディフェンダー能力の両方をカバーできます。優秀な効果です。

士気高揚:受け流しと同じく戦技ダイスの防御的な使用方法ですが、差異はそれなりにあります。弱点は二点で、ボーナスアクションを使用するため、フェイント攻撃とタイミングが被る可能性があること、そして、ファイターで敏捷を高めていることはあっても、魅力を高めていることは稀であることです。そこをクリアできれば、士気高揚は事前にかけておくこともでき、さらに味方にも一時的ヒットポイントを配ることができるため、ヒットポイントの総量が少ない低レベル時点で特に安心感を得ることができるでしょう。

踏みこみ攻撃:1回の攻撃のリーチを5ft伸ばします。自分の移動が制限されている状況であれば、使い道があるかもしれません。ですが、完全に敵に近づけないというシチュエーションは稀であり、そのような場合は1回だけ5ft伸ばしたところであまり有用であるとはいえないでしょう。最初から間合い武器を使っているなど、10ftが15ftに増加する場合、予想もしない場所から一撃を加えることができる面白みがあるかもしれません

回避即反撃:リアクションで攻撃回数を増やし、アタッカーとしての能力を高める戦技です。敵の攻撃がミスしたときしか発動チャンスがありませんので、当然ながらACが高い方がチャンスがあると言えるでしょう。自分のターン外で攻撃できる能力は他のクラスにも中々ありません。優秀な効果です。

 

これらの戦技は、バトルマスターに多くの戦闘に関するオプション効果を与え、戦いの幅を広げてくれます。これらの能力からバトルマスターは、多くの追加ダメージ、便利効果、及び防御能力を獲得します。

素晴らしい能力ですが、戦技ダイスの管理には気を付ける必要があります。4~6個のダイスは十分であるように感じるかもしれませんが、リアクション効果とヒット時またはボーナスアクション効果を積極的に使っていくと、それらのサイコロは一瞬でなくなることになります。

バトルマスターを使うときは、小休憩を取るタイミングを常に窺うとよいでしょう。適切なタイミングで小休憩を取ることができれば、バトルマスターは最高のポテンシャルを発揮できます!

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戦人のたしなみ

3レベルで、1種類の職人道具に習熟を得ます。

バトルマスターのフレーバーでは、戦とは学術の一分野であるという捉え方をされています。武器を鍛えること、文字を記すことなど、戦闘以外の理論、歴史、芸術にもバトルマスターは関心を傾けており、そういった要素がこの能力に現れています。

キャラ付けに役に立つのはもちろん、十分に創造的な心があれば、積極的に冒険に役立てていくことができるでしょう。職人道具の具体的な利用例については、ザナサーの百科全書本に載っています。

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敵を知る

レベル7では、戦闘中でない他のクリーチャーと1分以上やりとりをするか、観察した場合ターゲットについての能力をある程度把握できます。以下の能力から2個を、あなたと等しいのか、劣っているのか、優れているのかを把握できます。
・【筋力】
・【敏捷力】
・【耐久力】
・AC
・現在のHP
・全クラスレベル合計(ある場合)
・ファイタークラスレベル(ある場合)

これは状況によりますが、使い道はあります。そもそもD&D5eは、敵のデータを明確に知るルールはありません。処理時間短縮のため、戦闘中の敵情報を渡してくれるDMもいるかもしれませんが、この能力が役に立つのは平時です。

戦闘中でないNPCとやり取りをするということはよくあることであり、条件に関しては問題ありません。このゲームにおいて、パーティの実力とは段違いの強力なクリーチャーが出現し(無害を装って!)出てくることも割とあります。そういったクリーチャーをある程度見分け、敵対しても大丈夫なクリーチャーなのか、そうでないのかを知ることができるようになるということは、パーティ全体の生存率にも関わってくるでしょう。

敵対的なクリーチャーの観察に成功した場合、ACや【筋力値】【敏捷力】などの比較をすることも良いでしょう。強力なボスクリーチャーがあなたよりもそれらの能力値が低い場合、そのクリーチャーは魔術師である可能性が高まります。

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戦技ダイス強化

10レベルで、あなたの戦技ダイスはD10になります。同様に18レベルでD12になります。

全ての戦技は、何らかの方法で戦技ダイスを使用しており、殆どの場合、その出目の効果はダメージを増やすだけです。これはつまり、“戦技を使用したときに与えるダメージを平均1増やす”という効果と読み替えて良いでしょう。あまり面白みはないですが…悪くはありません。

同じ1増えるのであれば、ダメージやヒットポイントよりは、ACや攻撃ロールが増えた方が相対的な価値は高いでしょう。つまり、捕らえがたき足さばきや必中攻撃の価値は、利用するかどうかは別として、相対的に少し高まると言ってよいかもしれません。

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執念の戦技

15レベル以降、イニシアチブをロールした際に戦技ダイスがなかった場合、戦技ダイスを1個取り戻します。

このレベルになって、戦技ダイスを早く消費する理由が生まれました。このレベルに到達していると、既に戦技ダイスは6個使えるようになっており、また攻撃アクションで3回の攻撃を行えるようになっているはずです。

怒涛のアクションと合わせて6回の攻撃に全て戦技を乗せることができます。圧倒的な瞬間火力と特殊効果で敵を粉砕することができます。

そのようにして戦技を使い切ったとしてもこの特技は戦技ダイスに理屈の上では無限の供給を与えます。とはいえ、戦技が使えなくなるわけではないというぐらいに留めておき、この能力に日ごろから頼るのはやめた方がいいでしょう。各戦闘で戦技を1回しか使えないというのは心もとないものです。

戦技ダイスが枯渇している場合、小休憩が取れないかをまず検討してください。状況がそれを許さない場合、この特技があなたに力を与えてくれます。

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バトルマスターに対する見解

バトルマスターは最高のファイターサブクラスの一つであり、ファイターが抱えがちな問題であった、移動して殴る以外できないという問題を特別な戦技を使うことによって見事に解決しています。

戦技ダイスや攻撃回数の増加量の兼ね合い上、序盤に優位性があり、終盤にはその差は詰まってくるクラスと言えますが、後半も全ファイターの中で全ての攻撃に戦技ダイスを乗せることにより発生する瞬間火力はどのファイターにもマネすることはできません。

いくつかの戦技は近接武器でしか使うことはできませんが、主要な戦技は遠近どちらでも利用できますので、どのようなファイターを作ろうと思っていても対応できるでしょう。

うまく戦技を使い、有利にことを運べたときは楽しいです。初心者から慣れてきたプレイヤーまで、オススメできるクラスと言えるでしょう。ぜひ試してみてください!

この記事を書いた人
nullpoint999

アナログゲームばかり遊んでいるいきもの

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