先日、新宿のラビットホールさんで現在公演中のタイトル「聖剣王殺~円卓の騎士と2つの決断~」をプレイしてまいりました。
こちらの公演は、プレイヤーがアーサー王伝説にまつわる円卓の騎士の一人となって、アーサー王を殺した犯人を突き止めるというタイプのマーダーミステリーになっています。
プレイヤーたちは城の地図カードやコイン、サイコロなどを使い、探索を進め、物語の真相に迫っていきます。
そして、最後フェイズでは2つの投票を行います。
即ち、誰を犯人として処刑するか?そして、誰を次代の王とするか。
プレイヤーたちの決断によりエンディングが変化し、参加者だけの物語が紡がれるでしょう。
ストーリー
キャメロット城に集う、円卓の騎士たち。
彼らはアーサー王に仕える最強の騎士団として勇名を馳せていた。
しかし、ある日、聖剣で斬殺されたアーサー王の死体が発見される。
誰が、何の目的で王を殺したのか…?
すべての謎を解き、誰を処刑すべきか、また誰を次代の王にすべきか、決めなければならない――。
プレイ感想
いや~~~円卓の騎士ですよ!数多く出ているマダミス作品の中でも、テーマ的にやりたいと思わせてくれた作品なのでワクワクしながら参加させてもらいました。
元となったアーサー王伝説に詳しい人や、某スマホゲームなどをやっている人は、キャラクター一人一人に思いを馳せることもできるんじゃないでしょうか。
円卓の騎士のメンバーが勢ぞろいしており、どの配役をやるか迷ってしまいましたが、今回は「ガヴェイン」を担当させていただきました。
彼は元ネタでは太陽の加護を受けており、朝から正午までは力が3倍になるなどの逸話を多く持つ武勇に優れた騎士でありますが、果たして今回のお話ではどのような役回りだったのでしょうか。
どの騎士もビジュアルがイケメンです。いいですよね。イケメン。
配役も全員男性キャラクターということもあり、実際の性別でなんとなく分かれがち~みたいなこともなかったのが良いポイントだと思いました。
自分の推し円卓がいるならガンガンやっていきましょう。
シナリオについてはネタバレ厳禁なので語ることはできませんが、とても良いアレンジが利いていて、興味深く、そして面白いシナリオでした!
ゲームシステムについても、他のマダミスでは見られない特殊な要素がありましたね。
まず、最終投票が二回行われること。タイトルにもなっていますが、王殺しの犯人を処刑する投票と、時代の王を決める投票を行う必要があります。
そしてさらに、このシナリオではダイスが使われます。
ダイスを使ったちょっとしたギミックなどもあり、これらの要素により、より「ゲームっぽく」なっていると感じました。
それらの諸要素はありますが、しかしやはり、この「聖剣王殺~円卓の騎士と2つの決断~」の一番のオススメポイントは、騎士としてのロールプレイが存分に楽しめるというところにあると思います。
マーダーミステリーはその特性上、一回しかプレイできません。
そのため、ビジュアルやストーリーのあらすじから、強烈にやってみたい!という要素を引きだす必要があります。
そういった中で、”騎士になる”という設定のマーダーミステリーは他に例がなく、また題材と相まってうまい目の付け所だと思いました。
ロールプレイが得意じゃないという人でも、自然と騎士っぽく振舞ってしまって、それがなんか楽しい。そんな感じの魅力あるマーダーミステリーでした。おすすめ。
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